カテゴリー別アーカイブ: 実現しなかった人生で唯一の告白

実現しなかった人生で唯一の告白

自分で言うのも何ですが、私は子供の頃からそこそこにモテてきました。

モテ人生は小学校の頃からもうすでに始まったように思います。

今とは違い私が小さかった頃の小学生は“お付き合い”というものではなく、いわゆる“両思い”というもので成り立っている時代でした。

私にももちろん当時そおいう相手がいましたし、それ以外にも私の事を好きだと言ってくれる男の子達はたくさんいました。

中学校に入ってからは先輩や他校の生徒からも人気がありました。

高校生の頃がピークだったと思います。

すでに私には彼氏がいる事を知っているのに交際を申し込まれたり、私達カップルが別れるのを待っている男の子達が常に数人いました。

何度断っても諦めない子がいたり、私が彼氏と別れた翌日にその彼の親友に「実はずっと好きだった」と告白されたりもしました。

私がいない時に自宅に来て母親に花束を預けていった子がいたり、私のアルバイト中に私のスクーターにラブレターを忍ばせて行った人もいました。

クリスマスの日に手紙をもらい、「お付き合あいする気があるなら放課後○○公園まで来て下さい。その気がないなら来ないで下さい。でも来てくれるまでずっと待ってます。」と、まるでドラマのような告白も経験しました。

そんなモテ人生だったのでもちろん私は自分から告白した事なんてありません。

かと言って好きでもない男の人と適当に付き合っていたのかというとそおいうわけではなく、自分から先に好きにならないというだけで、お付き合いは真面目にしていたしきちんと好きにもなりました。

そのようなモテ人生を続けながら私は大学生になりました。

そこで私はついに初めて自分から恋に落ちたのです。

初めて私の事を好きだと言っていない男の子の事を好きになったのです。

その彼は大学の同じクラスの男友達の友達という出会いで仲良くなりました。

その頃私は家族の問題に悩んでいて、その彼もその事を知っていました。

元気がない私をいつもさり気なく気遣ってくれ、気付けばいつもそばにいてくれました。

彼には地元に彼女がいる事も知っていたのに私はだんだんと惹かれていきました。
ですが、人生初の私の告白は実現しませんでした。

何故ならば「自分の事は好きになってはいけないよ」と先に言われてしまったのです。

「心配だからそばにいるけど、もし友人以上の感情を持ってしまって辛いっていうなら離れるよ」と言われました。

彼女の事を大事にしていて別れる気がないのはわかっていたので私から離れて欲しいと言いました。

その彼は共通の友人に私の支えになってやってくれるよう頼んで、離れていきました。

その後すぐ私は家庭の事情で大学を中退したので、その彼とはそれきりです。

私にとって人生でたった一度の告白についてのお話でした。