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大学生の頃の誰にも言えない恋愛話。

誰にも言えない恋愛話です。
大学生の頃、キックボクシングジムに通っていた僕は趣味と実益を兼ねてスポーツクラブでアルバイトをしていました。
アルバイトをしていたスポーツクラブは22:00に閉館します。
会員さんが出払った後に、社員や受付の方は1時間程事務処理をするのですが、その1時間の間、誰もいないトレーニングルームで自主練習をさせてもらえました。
僕はそこでアルバイトの後、必ず身体を鍛えていました。
僕の他にもサッカー部の子やラグビー部の子が同じようにトレーニングをしていたのですが、木曜日だけ、シフトの関係でトレーニングをするのは僕1人でした。
ある木曜日、黙々と自転車を漕いでいると、受付でいつも見かけるパートのAさんがやって来ました。
受付の方とは、休憩部屋が一緒なのでそこで自然と話をします。
Aさんともそこで何度か会話をしたことがあるのですが、僕の印象としては「上品な年上の女性」といった感じでした。
Aさんは僕に、最近二の腕が弛んで来たので引き締め方を教えて欲しい。と言う様な内容で話し掛けて来ました。
正直、受付のなかでもダントツ好みの女性だったので、毎週木曜日にパーソナルトレーナーをすることを快諾しました。
それから僕は毎週木曜日が密かな楽しみとなり、Aさんとの会話も段々と親密なものに変わって来ました。
なぜ「密かな」楽しみだったのかと言いますと、Aさんが人妻だったからです。
特に疚しい訳では無いのですが、何となく後ろめたさがあり、他のバイト仲間にもトレーナーの事は内緒にしていました。
1ヶ月も過ぎた頃、たまたま近所のおいしいラーメン屋さんの話になり、これから一緒に食べに行こうと誘われました。
正直、夜遅い時間に主婦が大学生と晩御飯に行くなんてと、若干動揺しましたが、嬉しさが勝り快諾しました。
そこでAさんと身の上話を初めて聞くことになるのですが、Aさんは夫と2人暮らしの30歳子どもなし。
旦那さんは一回り離れた年上で、仕事から帰宅するのがいつも終電間近だそうです。
さらに、月のうち約半分は東京で仕事をするというサイクルで、今日はちょうど東京出張の期間だったそうです。
その話で合点が行った僕は、少し大胆になりその後飲みに誘ってみました。
Aさんとは結局、その日のうちにホテルで結ばれました。
その後、Aさんにどんどんとのめり込んで行くのですが、後ろめたい気持ちも膨らんでいき、かなり辛い日々を過ごしました。
Aさんはどのような感情で僕と接していたのかは、今でも疑問です。
結局Aさんとの秘密の関係は、Aさん夫婦が東京に引越すことが決まり、半年程であっけなく終了しました。
もちろん、諦め切れない僕は何度も東京へ行こうと試みたのですが、詳しい住所は教えてもらえず、そのうち電話番号も変更されてしまいました。
今でも東京に行った際は、Aさんらしき人物を無意識に探してしまいます。