「好きです」≠「付き合う」を知った日

学生生活を終えて、会社に入社した時のことです。
当時、ヒモ状態の年下彼氏に嫌気がさしていました。
会社は入社式から約1ヶ月地方で宿泊研修がある為、研修後に別れを切り出そうと考えていました。
そして迎えた入社研修で同じ班になった大阪人の男性同期のY。とても気が合いすぐ仲良くなりました。
Yにも長年付き合っている彼女が居て、それぞれそお互いの恋人の愚痴を聞きあっていました。
そして研修が始まって3週間。地方での研修中の休日。
ひょんなことからYと二人きりで電車に。
楽しく会話をしていると、左側に座っていたYが突然「今、何時?」と急に私の左手を持って腕時計を覗き込み、そしてそのまま手を握られたのです。
「このままでいい?」と言われ握った手は離されることなく宿泊所に帰宅…。
しかし部屋に戻ってから、モヤモヤした気持ちが強くなりYを呼び出して「お互い恋人がいるんだし、私も彼氏とうまくいっていないから気持ちが揺らいでしまう。冗談で私にかまっているだけならもうやらないで」と話をしたのです。この時、すでに私の中ではYのことが好きになっていたので中途半端なことはしたくなかったのです。
すると「ごめん俺は彼女が大切だから、もうお前に対して変なことはしない」と言われいつもの仲に戻りました。
そして最終日。とある事で、Yと二人きりになり私が大泣きしてしまうとYが強く私を抱きしめました。
私もボロボロになった心で歯止めが利かなくなり「ごめん、本当はYが好きなんだよ」と伝えると「俺もお前のことが一番好きだ、彼女なんて関係ない」と言われキスをされ一線を越えてしまったのです。
今後どうするとは具体的に話すことはありませんでした。
Yは関西、私は都内。お互い恋人がいる。
でも別れ際「必ず会いに行くから」と強く抱きしめてくれたことを信じたのです。
そして「好きです」と改めて言われた言葉を信じたのです。
それから数日、私は彼氏と別れYとは毎晩のように電話していましたが、1ヶ月もすると連絡が少なくなり不安を感じ始めていたある日。
久々に連絡がとれたものの、Yが彼女とまだ付き合っていて別れるつもりがないどころか、私とのことは何もなかったようにしようとしていることが分かったのです。
怒りよりも悲しみが大きく、その後長く引きずりました。
私の中では「お互いが好き」=「付き合う」だと思っていましたが、「好きです」という言葉は決して付き合うこととは同じではないんだと厳しい現実を突き付けられたのです。
それ以降の恋愛では必ず「好きです」と言われても「それは付き合うということ?」と確認するようになりました。